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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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8月17日  ニコデモ信者ではいけない

(ヨハネ3:3)  大谷 唯信 牧師

「誰でも新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない」

イエスが「新しく生まれよ」と語られた相手はニコデモと言うユダヤ人の最高の高貴な家系の者でありユダヤの国の70人からなる最高法院(サン・ヘドリン)の議員であった。徹底した律法主義に立つパリサイ派の長老である。
当時、自分より若いイェスを訪ねる所から見ても、まじめで誠実で謙遜な人物であることが、推察される。

どこから見ても非の打ち所のない程の人格者ニコデモであったが「新しくうまれよ」と言われたのだ。彼は生命がけで律法を守り神に仕える生活をしている者である。しかし、イエスの言われる事が分からなかった。

「あなたはイスラエルの教師でありながら、これぐらいの事がわからないのか」とさえ言われてしまう。イスラエルの教師であるなら当然、万物の創造者なる神、天地創造からの歴史、契約の律法、神の救いの出来事、すべてわかっている筈である。「肉から生まれる者は肉であり、霊から生まれる者は霊である」。これもわからなかったのだ。

これは私達にとっても重大な事である。即ち、肉にある者は霊の事はわからないと言っているのだ。ニコデモが永年得てきた律法、神についての学び、知識、生活、すべてが肉の領域のものであるから霊の領域を語ってもわからないと言う事である。「肉から生まれる者は肉であり、霊から生まれる者は霊である」のだ。

では、霊の領域に入るにはどうしたらよいのか。それは、イエスを知的理解するのではなく「イエスこそ私の救い主である」と信じる事なのである。しかし、信じていると思いながら知的理解に留まっているニコデモ信者が多い事に気をつけねばならない。肉は肉でしかないからである。
by oume-akebono | 2008-08-17 23:00 | 週報メッセージ