3月11日 サタンに気をつけよ
(エペソ人への手紙 6章10~11節) 大谷唯信牧師
「主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。」
私たちの教会が霊の命に目覚め、さらなる恵みを受けてくると、サタンは巧妙に働きかけ、主の霊から引き離し「肉の働き」(ガラテヤ5:19-21)によってもっともらしい理由の元に互いに争いを起こさせ、ねたみや党派心を引き起こし分裂させようとします。さらに霊的な事柄に於いても競争させ比べ、奉仕や献げ物をするその中にも肉の思いを秘かに起こさせてきます。また、教会一致、福音宣教を願うその中にも肉の思いを秘かに起こさせようともします。何と多くの教会や信者がその手に乗せられたことか。サタンは決して姿を現しません。自分の存在を認めさせないようにします。彼にとっては、その方が働きやすいからです。そしてまた、神をも信じないように働きかけます。互いに相手の間違いを原因として争わせるためです。今や世界中がこの手に踊らされ、しかも自らは賢く正しいと思わせるのです。
私達も気を付けましょう。「もしあなたがたの心の中に、苦々しいねたみや党派心をいだいているのなら、誇り高ぶってはならない。また、真理にそむいて偽ってはならない。そのような知恵は、上から下ってきたものではなくて、地につくもの、肉に属するもの、悪魔的なものである。ねたみと党派心とのあるところには、混乱とあらゆる忌むべきこういとがある。」(ヤコブ3:14-16)のです。
あらゆる争いの背後にはサタンがいることを覚えましょう。「わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。」(エペソ6:12)とあります。
サタンは教会の群れからも離させようとします。群れから離れればサタンは簡単に信仰をも失わせ自分の都合のよい信仰に誘い込みます。礼拝、祈りを奪い教会から離れさせます。油断することなく、教会にしっかりつながり、神の約束を信じ、感謝しつつ信仰の祈りを捧げて参りましょう。