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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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7月20日  人を生かすのは霊


(ヨハネによる福音書6:63) 大谷唯信牧師



「人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。」



 何と多くの人が自分の中の弱さ、恐れ、不安から否定的な思いの中に閉じ込められ苦しんでいることか。それは肉の自分に頼って生きているからである。肉の自分とは、自分が出来るとか出来ないとか、自信がある、ない等を感じている自分の事である。前向きな、やる気、希望、喜び等はこれも肉の自分であるが、ある程度までは前向きに自分を押し出す力となってくれる。


しかし肉の自分では長く続かない。何故なら困難や問題にぶつかり苦しくなるとすぐに折れ、目標が高かった人ほどショックが大きく失望感、挫折感に押さえ込まれてしまうからだ。このように肉に虚勢を張ってもすぐ疲れてしまうのだ。自分に感じ意識している部分はすべて肉の自分であることを覚えておこう。「肉は何の役にも立たない」のである。本当に自分を生かしたければ肉の自分に頼らず「霊」の自分に頼るべきである。「人を生かすのは霊であって肉は何の役にも立たない」のである。


この世の人は何の役にも立たない肉の人に頼って生きている。これしか知らないからである。肉の自分が全てと絶対的に言えるほど信じ込んでいるのだ。子供の時からそのように教えられて来たからである。この世の教育は常に相手に勝つための教育であり肉の自分を訓練し強化しこの世の栄誉を得る方向へ向けられてきた。「共に生きる」等、口では言っているがやっていることは「まず自分のため」のエゴ教育になってしまっている。


では人を生かす霊とは何だろう。ほとんどこの世は気がついていないのだ。本来の人間は肉の部分よりはるかに深く広い霊的存在なのである。霊とは自分で感じる肉の自分以外の自分、これが霊の自分である。肉の自分で探そうとするからわからない。肉の自分の中にはないからだ。主はヒントを出された。「わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり命である」と。御言葉を信じ自分の霊の中に宿らせる時、霊の自分が目覚め「私ではなくキリストがわたしの内に生きている」霊の人にして下さるのである。
by oume-akebono | 2014-07-20 20:00 | 週報メッセージ