2015年 02月 05日
2月1日 希望は捨ててはいけない
(ローマ人への手紙5:5) 大谷唯信牧師
「希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」
「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」(ヨハネ16:33)。とイエスが語られたのは最後の晩餐の時であった。イエスや弟子達への迫害の手は迫り、ユダの裏切りが発覚した。
弟子達も驚き、疑心暗鬼となったのであろう。
イエスに「この中のひとりがわたしを裏切ろうとしている」と言われた時、弟子たちは心配して、
「まさか、わたしではないでしょう」と言い出した
(マルコ14:19)。それほど弟子達のイエスへの信仰が揺れ動き恐れ惑い、自分でもわからなくなっていたのである。このような時がわたし達にもあるのではないだろうか。
しかし、イエスの御言葉はこのような現状の中でそれを突き抜けているのだ。「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。
パウロも逆境の中での希望について語っている。「希望は失望に終わることはない」と断言するのである。これもこの世を突き抜けている希望である。わたし達クリスチャンは全員がこの希望を与えられているのだ。どのようにしたら得られるのか。パウロは語る「わたし達は、信仰によって義とされた」が第一の事実である。次に「わたし達の主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている」と語る。即ち、もう自分は神と敵対関係ではなく「神との平和」の関係に入っていると言うことである。
御言葉は上からの言葉であるから、下から出ている私達には理解しがたい信じがたい事も当然あると思う。しかし自分の納得の中での理解では人生の教訓程度で何の力にもならない。御言葉は信じて、100%信じてと思っても難しい。疑って掛かっては到底得られないだろう。まず丸ごと信じて一歩踏み出す、その信仰に御聖霊が力となってわたし達を支え、神の愛の中に導いて下さるのがわかるものだ。
by oume-akebono
| 2015-02-05 09:02
| 週報メッセージ