3月19日 命のパンは命の力

(マタイによる福音書 4章4節)   大谷唯信牧師



「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである。」



子どもにパンを食べさせるのに、パンのおいしさ、成り立ち、作り方、その歴史等を教えるだけで、食べさせたと安心する者はいないと思う。食べる者も、それについて聞いただけで腹いっぱい食べた気になる者もいないであろう。ところが神の言となると聞いただけで食べた気になってしまう。その言葉の意味、解釈を聞いているだけなのに、食べた気になり、教えた者も、充分に食べさせた気になっているのではないか。



もしそうだとしたら大きな錯覚である。パンの場合はすぐにわかるだろう。子どもなどは説明より実際に手に取って口に入れ食べなければ、決して満足しない。赤ちゃんはおなかが満たされなければ泣き止まない。説明は全く役に立たないだろう。しかし、神の言はさらに説明し、学び、研究し、またまた食べた気になるまで学習する。これがニコデモ信者であり、富める青年信者だ。あとは何を言われても、「それは小さい時から知っています」となる。



これが知的学習の限界である。この世も知的情報の迷路にいるのだ。今や現代の諸教会の多くが、頭は脳溢血、体は貧血、心は飢餓状態で、動くに動けぬ重体になっているのではないだろうか。私達はこの現実の実態をもっと直視すべきであろう



連盟の教勢報告書を見ると、連盟には教会・伝道所が全国に325もある。礼拝出席の平均を見ると、10年前の2006年では44.2人、2015年になると37.6人で40人を切っているのだ。ここ数年はさらにひどく2014年の年間礼拝出席者の合計の平均人数は13,520人であったが、2015年では12,225人。何とこの一年間で1,295人もマイナスになっている。受浸者も全国で455人が一年後の2015年には369人、つまり86人マイナスとなっている。



今年も7月になると2016年度の報告が出るのだが、実に心配である。この世の力は使徒時代から強大であった。しかし、キリストは教会に勝利を与えられている。私達は信仰によって勝利を受け取り前進できる。

















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by oume-akebono | 2017-03-19 02:17 | 週報メッセージ