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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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8月18日   人生は自分でまいた種の結果

(ガラテヤ人への手紙 6:7-8)   大谷 唯信 牧師



「まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう。」



パウロはガラテヤの諸教会に対して、かなり厳しい口調で語っている。「ああ、物わかりのわるいガラテヤ人よ。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に描き出されたのに、いったい、だれがあなたがたを惑わしたのか。」「御霊で始めたのに、今になって肉で仕上げようというのか。あれほどの大きな経験をしたことは、むだであったのか!」等と叱責しているのだ。「あなたが救われたのは律法を行ったからか、それとも、聞いて信じたからか」と正面から一番の問題点を突いたのである。


だが、これは彼らだけの問題ではない。その底に流れている問題は、現在の私達にとってもそのままの問題ではなかろうか。「人は自分でまいたものを、刈り取ることになる」との一つをとって見ても、万国共通の人生における真理であろう。よく自分の人生を嘆いている人がいる。自分が駄目なのも能力が無いのも、親の育て方のせいであったり、友達、学校、会社、上司、環境、時代のせいだったりする。


しかし、はっきり知っておくべき事は、人生の出来事はすべて偶然ではなく、他人でもない自分がまいた種の結果なのである。どれほど受け入れ難い事であっても、たとえ天変地異の災害であっても、自分の人生の現実である事を認め、生きる心構えを正しく自覚し、一つずつ正面から取り組んでいかないと、自分の気がつかないうちに、悪い種をまくことになっているのである。


自然が自然の法則で生きているように、人にはいのちの法則があるのだ。パウロはこれを言っているのである。これに従わなければ人は生きられないのである。あなたの思考そのものがあなたの今の人生なのだ。不平不満を言うごとに毒の垂れ流しなのだ。しかし、霊とゆるしの心に切り替えるならば、確実に人生が変わって来るのに気がつくであろう。
by oume-akebono | 2013-09-04 14:12 | 週報メッセージ