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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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6月10日   神の愛に帰れ

(イザヤ書1:2-6)  大谷 唯信 牧師



「わたしは子を養い育てた、しかし彼らはわたしにそむいた」



 これは神が親子の断絶のみならず天地の創造主なる神と私達との断絶が親としての悲痛な叫びとなって予言者イザヤに語らせているのである。小さな陰での出来事ではなく全宇宙的な全人類の滅亡の出来事として全世界に語っているのだ。


「天よ聞け、地よ、耳を傾けよ」との語り出しから見ても神の胸中を窺い知る事ができるのではなかろうか。正に「親の心子知らず」である。イソップ物語りのような昔話ではない。何年経とうが本来あるべき神中心の人間がいつの間にか神を捨て自分を中心に生き、今やそれが当然の事として、恥じることも無く却って自己の誇りとさえ感じる迄に、又、完全に自己中心の罪に捕らえられ、罪の奴隷よろしく振りまわされているのを自由とさえ感じる哀れな姿を神は嘆いておられるのである。教訓ではなく今の人間の現実を語られているのだ。


現代も昔も人は全く変わっていない、「彼らは悪を呼んで善と言い、善を呼んで悪と言い、暗きを光として、光を暗きとして苦さを甘しとし、甘さを苦しとする」「無知のために、とりこにせられ、その尊き者は飢えて死に、もろもろの民は、かわきによって衰えている」、「おのれを見て賢しとし、自らを顧みてさとしとする」。イザヤが神の啓示によって語った言葉は年代も国もすべて超えて人間に語られているのだ。私達に語られているのである。


「あなたがたは、どうして重ね重ねそむいて、なお打たれようとするのか。その頭はことごとく病み、その心は全く弱り果てている。足のうらから頭まで、完全なところなく、傷と打ち傷と生傷ばかりだ」と人間よりも神御自身の方が苦しまれておられる事を御存じだろうか。ついに神は独り子イエスを私達に送って下さり十字架の御業によって救いの道を備えて下さったのだ。今こそ神の愛に帰ろうではないか。神の愛に生かされようではないか
by oume-akebono | 2012-06-10 23:20 | 週報メッセージ