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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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3月6日  あなたは大丈夫か?

(ヨハネ12:35-36)  大谷 唯信 牧師



「光がある間に歩いて、闇に追いつかれないようにしなさい。闇の中を歩く者は自分がどこへ行くのかわかっていない。光のある間に、光の子となるために、光を信じなさい」



13年連続で今年度も自殺者が3万人を超えることが確実になったと報道された。政府は昨年、自殺対策緊急戦略チームを発足し対応したが力及ばずと言う事だ。急遽弁護士によって自殺防止の110番を設置するとの事。数日前は3歳児がトイレで殺された。毎日のように次々と考えられないような事件が連日である。

評判のよいベテランの教師、真面目な成績の良い学生、又、警察官等々で驚くのであるが、これは事件を起こした本人も驚いているのではなかろうか。つい魔が差したと言う言葉があるが、人間は自分で思っているほど強くはないのだ。

ほとんどの人は自分はそんな事はない、大丈夫と思っている。しかし過信は禁物である。誰でも同じ状況に置かれたならどうなるのか。疑うわけではないがせめて自分とは正直に向き合った方がよいと思う。そうすれば他人の事をとやかく批判できなくなるのではなかろうか。

卒業式の季節である。各学校で卒業生に「希望をもって」「光に向かって…」と声をかけている。教育的であり常識的には良いお話である。しかし、何が希望なのか。何の光なのか。それらの実体に本気で向き合っている人が何人いるのだろう。その場だけの祝辞のような雰囲気で生きていないだろうか。自分について、親について、生きている事について本気で取り組んでいるだろうか。そう言った事を子供に教えているだろうか。聖書は「人は神中心を捨てて、自己中心となったため神の栄光が受けられなくなっており」と語っている。人間の知性も理性も良心もすべてが闇に包まれてしまったと言う事だ。イェスは言われている「闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわかっていない」と。あなたは本当に大丈夫なのか。
by oume-akebono | 2011-03-15 23:38 | 週報メッセージ