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青梅あけぼのキリスト教会 omeakebono.exblog.jp

青梅あけぼのキリスト教会 日本バプテスト連盟 牧師 : 大谷唯信 副牧師 : 森元國文 〒198-0063 青梅市梅郷3-904-3 ☎︎0428-76-0634


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4月11日  わたしを呼べ

(詩篇50:15)    大谷 唯信 牧師

「悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう。」


昨日、調布教会大谷信道牧師、祐子夫妻の次女麻衣花ちゃんの召天記念礼拝が行われた。出産を一週間後に控え、その準備の最後の打ち合わせも済み、母子共に健康であることを感謝し、あとはその日を待つばかりと喜びつつの夕食も終わり家路についた。その二時間後である。悲しい知らせが・・・何度聞いても一瞬わからない。「エッまさか!」「どうして!」「そんな!」何と無力な事か。

命に関しては私達は全くの無力なのだ。命は自分の命と思っているが実は自分の手にあるのではなく神の御手の中にあり、自分では触れる事さえ出来ない事を改めて突きつけられた思いであった。病院に家内とかけつけ赤ちゃんを取り出す手術が終わるのを待つ。夜も明けてきた。やがて連れて来られた赤ちゃんは2940gもありふっくらとし、元気な赤ちゃんでスヤスヤと寝ている感じだ。

医師は「全く健康で問題は何もなかった」とくり返す。しかし現実は死んでいるのだ。ピクリとも動かない。その現実が物凄い力で私達に押し迫ってくる。私達は何もできない。ただオロオロと悲しく言葉もない。これも現実である。今まで何と多くの人がこのような不条理な、不可解な苦しみや悲しみに出会ってきた事であろう。「何故、私がこんな目に遭わなければならないのか」「どうしてこんな事故にうちの人が・・・」と。

しかし、御言葉はこう言う危機的状況こそ大きく飛躍できるチャンスと語っている。それは何か。悲しみを捨てる事か。前向きに奮い立てと言うのか。そうではない。神を信じる事である。「悩みの日にわたしを呼べ。わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう」。わかってもわからなくても神を仰ぎ、神を待ち望むのだ。キリストの十字架があなたの中で生きた力になるからである。
by oume-akebono | 2010-04-12 06:33 | 週報メッセージ